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千曲市の統計

「千曲市統計書」(現在の最新は2015年版)より、これまでの千曲市の実情を振り返りつつ、今後の課題について考えてみましょう。

人口推移と高齢化の進展

住民基本台帳による、各年10月1日現在の人口です。

  • 合併により千曲市が誕生した平成15年(2003年)10月当時の千曲市の人口は、64,480人でした。
  • 2017年10月現在の千曲市の人口は、60,019人です。
  • この14年間に、千曲市の人口は約5千人減少(▲6.9%減)しました。長野県全体では、この間に14万人弱減少(▲6.3%減)していますので、県平均より減少率は大きくなっています。
  • また、千曲市の高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)は、平成15年(2003年)の22.7%から、2017年には31.9%まで、9.2ポイントも上昇しています。この間に、長野県全体の高齢化率は、22.8%から30.9%まで、8.1ポイントの上昇となっており、現時点での千曲市の高齢化率も上昇率も、県全体の平均を上回っています

 

千曲市の高齢化の進展グラフ

千曲市の保健福祉関連の支出

国民健康保険の給付額(総額)と、介護サービスの給付額(総額)の推移です。

  • 千曲市の国民健康保険の給付総額は、平成27年(2015年)に、57億8,495万円でした。
  • 合併当時の平成15年(2003年)は、27億1,202万円でしたので、この12年間で約30億円も増加し、約2.1倍にも膨らんでいます。
千曲市の保健福祉関連支出額の推移グラフ

千曲市の財政状況

千曲市の決算報告による、千曲市の一般会計の歳出額(支出)の推移と、歳入における市税(主収入)と市債(借金)額の推移です。

  • 平成28年(2016年)度の千曲市の歳出額(決定額)は、265億1,222万円でした。一方、市税額は 76億4,721万円、市債額は 28億254万円でした。
  • 千曲市が合併した平成15年(2003年)からの13年間で、歳出額は29億円も増大しています。この額は、ほぼ国民健康保険給付額の増大分に等しい額です。
千曲市の市債・市税・歳出額の推移グラフ

千曲市が合併した平成15年(2003年)を100とした場合の推移です。

  • 千曲市が合併した平成15年(2003年)からの13年間で、歳出額は15%増大し115ポイントとなっていますが、市税はほとんど伸びておらず、横ばいで推移しており、この間は主に市債により歳出を補てんしている状況が窺い知れます。
千曲市の歳出額・市税・市債の推移(H15年=100)

しなの鉄道 駅別乗車人員

屋代駅、千曲駅、戸倉駅の、年間乗車人員数の推移です。

  • しなの鉄道によると、平成27年(2015年)の各駅の年間乗車人員数(定期含む)は、屋代駅:790,066人、千曲駅:178,997人、戸倉駅:420,635人でした。
  • 一日あたりに平均すると、屋代駅:2,165人、千曲駅:490人、戸倉駅:1,152人となります。
  • 2009年に開業した千曲駅と屋代駅を合算した乗車人員数は、合併当初からは横ばいとなっていますが、戸倉駅の乗車人員数は2002年から2015年までの13年間で、4割も減少しています。
しなの鉄道の各駅の乗車人員数の推移

千曲市の財政規模

最後に、詳細な内容が公開されている千曲市の平成27年(2015年)度の一般会計より、新幹線新駅誘致に係る費用がどの程度の規模なのかを、概観してみます。

  • 新幹線新駅の建設費を試算することは難しいですが、大よそ 45億円から60億円との見込みが千曲市より出されています。
  • 千曲市の一般会計によると、歳出の教育費が約47億円、歳入の市税額が約76億円ですから、千曲市の一年間のその歳入・歳出額に相当する額の投資、ということになります。
千曲市(H27年度)一般会計決算額の説明図

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